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¡Hola!(こんにちは!)Soraです。
スペイン語の学習に取り組むうえで、ぜひ目指してみたい目標の一つである「スペイン語技能検定」。なかでも最初の級である「6級」は、まずはじめに挑戦してみるのにぴったりのレベルです。
とはいえ「スペイン語」は「英語」などと違い、巷におすすめの参考書があふれている!というわけでは、なかなかないのが正直なところ。
はじめての教材選びには私も、「いったい何を使えばいいんだ……?」とかなり悩みました。。
そこで今回は、「スペイン語なんてそもそも触れたことすらない、ほんとうに0からのスタート」から「半年間・独学のすえ、スペイン語検定6級に一発合格!」した私が、
- おすすめの教材 ・テキスト・問題集
- 私が実際にやってみた対策・勉強法
について、順を追ってご紹介します。
どれも私が実際に使用したもの・ためしてみた方法のみですので、ぜひ参考にしていただければと思います♪

そもそも「スペイン語技能検定」って、なんだ?
本題に入る前に、「スペイン語技能検定」の概要についてかる~くご紹介しておきます(そんなこと、もう知っているよ!という場合はこちらへ飛んでいただいても◎)。
「スペイン語技能検定」とは「公益財団法人日本スペイン協会」によって実施されている検定試験で、スペイン語の理解力・運用力をはかることができるもの。1~6級に分かれており、数字が小さくなるほど難しい内容になっていきます。
当協会は、スペイン語に対する認識と需要が未だ希薄であった1973年から「スペイン語検定試験」を開始しました。
casa-esp.com/?page_id=1798 (スペイン語技能検定 公式サイトより)
その後、文部科学省の後援を受け、「文部科学省後援スペイン語技能検定」として着実に実施回数を重ね、2022年度に開催100回目の節目を迎えました。
現在、言語学習状況の確認にとどまらず、留学時の公的証明、大学等の単位互換認定、通訳・翻訳業務の能力証明、官公庁や民間企業の採用試験、そして生涯学習の到達目標等、様々な場面において活用されています。
ちなみにCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、Pre A1 ~ C2まで対応。なかでも今回ご紹介する「6級」は「Pre A1」のレベルとなっているので、初心者さんにも目指してみやすい目標です(ただし必ずしも簡単……と、いうわけではありません。笑)。
【6級】どんな内容が問われるの?
6級で問われるのは、主に「とくに基礎的な文法事項・語彙・数字(100まで)」について。
審査基準は下記↓のようになっているそうで、合格ラインは全体の70%以上(100点満点の試験なので、70点を取れば合格です!)。
スペイン語学習の導入段階において必要な文法を理解し、自分や身の回りの事柄について、ごく平易なスペイン語を使って情報のやりとりができる技能を審査する。
casa-esp.com/?page_id=1798 (スペイン語技能検定 公式サイトより)
問題は全問、マークシート形式です。
おすすめの教材・テキスト・問題集
ここからは「私のおすすめ教材」について、実際に使ったものの中からご紹介します。
Duolingo

言わずと知れた言語学習アプリ、「Duolingo」。私は「英語⇔スペイン語」の設定(=母国語を「英語」として設定する)にして取り組んでいたのですが、どうやら最近では「日本語⇔スペイン語」のコースも、新たに開設されたようです◎
Section 1~8 まで用意されているうち(*1)、私は検定日までに「Section 3 の途中」まで進めました。「基本的な文法事項は、もはやこれ1つでいいのでは……?」と思えるほどの充実っぷりで、「楽しみながら学習できる」おすすめの教材です。
ちなみに私が受検をしたころには「日本語⇔スペイン語」のコースはまだ、開設されていなかったのです。「スペイン語」の知名度が上がってきた証拠……なのかな?(うれしい。)
(*1) Section 1~8 まで開設されているのは、「英語⇔スペイン語」のコース。「日本語⇔スペイン語」のコースについては、(本記事の執筆時点では)Section 1~3 までが用意されています。
『スペイン語検定対策 5級・6級問題集』
白水社さんから出版されている、「スペイン語技能検定」対応の総合問題集。ただし「問題集」といえど文法の解説ページなどもかなり充実しているので、スペイン語の力を「基礎からじっくり」固めるのにはもってこいの教材です。
5級・6級であわせて1冊の本になっているのですが、各問題番号の近くには「5級」「6級」などと表記されているので、自分のレベルに合ったもののみを選んで解くことはじゅうぶん可能。私はこの問題集を3周したあと、それでもしつこく間違え続ける(笑)問題のみをお気に入りのノート↓へ、オレンジペンでまとめました。


ただし注意点として、「この本はすべての問題において、(従来の形式であった)記述スタイルとなっている」ことがあります(現在のスペイン語検定6級は、すべてマークシート形式です)。試験会場について初めて「あれ、思っていた問題と違う……!」となり焦ってしまうかもしれないので、そのことだけは頭の片隅に置いておくのが吉◎です。
とはいえ「マークシート形式の問題で正解する」ためには「記述式の問題も解けるようになっておく」ことが結局近道だとは思うので、あまり気負いしすぎなくても大丈夫……と、個人的には(私は)思います。
協会が公式に出している、「サンプル問題」
試験の直前に「力試し」として私が使用したのが、この↓「サンプル問題」。スペイン語検定の公式ホームページには、全ての級のものがそれぞれ公開されています(リスニングの音声もあります)。
本番のものと比べると少し問題数が削られていることがデメリットですが、それ以外は特に、目立った使いづらさなどもなく(ちなみにスペ検には、英検などのように「過去問題集」なるものが販売されていないのです……)。
掲載されているのもたった1回分だけなので、「ちょっと挑戦してみようかな?」という軽~い気持ちであったとしても、やってみる価値は大いにあると思います。
Tandem

こちらは「自分が学習中の言語(例えば、スペイン語)ネイティブの人」とメッセージを送り合いながら、言語交換をすることのできるアプリ。私はここでスペイン語ネイティブの方何人かとつながり、週1~2回ほど、時間を見つけてはチャットをスペイン語で送っていました。
教材を使って学習するときとは違い、「生きた言葉」を肌で感じられるのがこのアプリの良いところ。「相手に通じた!」と思える瞬間は、やっぱりとても嬉しいものです♪
pero(でも)・porque(なぜなら)・entonces(それならば)などの単語については、チャットを繰り返すうちに自然と覚えてしまいました。おすすめです!
SpanishDictionary.com

英語⇔スペイン語に対応した、オンライン辞書(アプリもあります)。意味の分からない言葉や知りたい表現、初めての単語などに出会ったときには、私は迷わずここで調べていました。
「いずれは紙の辞書もほしい、かも?」とは思っているのですが、まず最初はこのような「オンライン辞書」でも、サクサク使えて便利かも。単語毎に「発音(ちなみにこの辞書にはスペイン発音・ラテンアメリカ発音、の2種類が用意されています◎)」を聞くことができるのも、デジタルならではの良さです。
まとめ
約6か月間の学習期間に「私が取り組んだおすすめ教材」について、ご紹介してきました。とはいえ「好きこそ物の上手なれ」とも言うように、合格にむけたいちばんの秘訣はやはり「楽しむこと」。
ここに紹介した教材であっても、そうでなくても、結局はどちらでも構いません。あなたが「この教材なら頑張れそう」「これなら毎日、少しの時間でも取り組めそう」と思えるものを何か見つけて、すてきなスペイン語の世界へ飛び込んでみることができればいいな……!と、陰ながら願っています。
「これはどうなんだろう?」と疑問に思うことや、検定の結果のご報告などがありましたらぜひ、下記のコメント欄へ送っていただけると嬉しいです。お返事させていただきます……!