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優しい人には優しい出来事がありますように。 by もくもくちゃん
ワニブックス 2017年12月24日
今回は、読み物とは少し異なる本の記録だ。
実は、「読書記録」とするからには(このブログに残すのは)それなりに文字量のある本のみに絞った方がいいのではないか……と、これを書き始める前に一瞬思ったりもした。
が、やはりどのような本であっても「それが本であること」「自分に何かしらの影響を与えてくれたこと」などに変わりはない。それで私は、このような「読み物以外の本」の記録もこのブログへ残すことを決めたのだ。
もちろん、今後私の気が変わる可能性などは大いにあるが……(笑)
どんな本?
ほっこり暖かなイラストとともに、たくさんの優しい言葉が添えられている「メッセージ集」のような本。ざわついた心を、もくもくちゃんとその仲間たちが癒してくれる。 🙂
心に響いた箇所の引用
ここ最近の自分は少し精神的に不調続きだったこともあり、もくもくちゃんたちが放つ優しい言葉とそのようす(イラスト)はとても心に染みた。
本当は、イラストとともに引用したい……が、さすがにそれはやめておく(著作権の問題などがあるため)。
全てのページのものを気に入ってしまったので、選ぶのにとても苦労した。悩みに悩んで決めたのは、以下の3つ。特に大好きだと感じた箇所だ。
泣いているところを
P51
みられたくないネコを
助けてくれるくも
はやく元気になろうとしなくていいからね。
P56
いつでもいいよ
そばにいるから。
幸せのハードル、低けりゃどんどん道は広がる。
P110
どんどん幸せに出会う。
感想と思考
調子や具合が悪くなったとき、「はやく元気になってね」「頑張ってね」といった言葉をかけられることはよくある。励ましてくれることはもちろんとても嬉しいし、そのおかげで回復できるということだって珍しくはない。
でも……いつも誰にでもそれが当てはまるのではない、ということも忘れちゃいけないよなあ、とも思う。
私は、過去に不登校だった時期が何度かある(ちなみに今は通信制の高校に在籍しているので、不登校、という枠組みには(一応)当てはまらない(はず))。そのときの私には、周囲の人から「待っているよ」「明日は頑張って来てね(行こうね)」というようなことを言われる機会が、そこそこあった。
かけてくれた言葉で気持ちが暖かくなることも、もちろんたくさんあった。けれど同時に、その言葉たちのおかげでさらに苦しくなってしまったり、プレッシャーを感じて余計に具合が悪くなってしまったりしたことも多々あった。
べつに自分以外の他の誰かに、全てを分かってほしいとは思わない。それにきっと、そんなことは最初から不可能なのだと思う。なぜなら、自分と他人は異なる人間だからだ。
でも……分からなくても、分かろうとしなくてもいいから、ただ「待ってほしい」なとは思うのだ。焦らなくていいんだよ、ゆっくりでいいんだよ、と伝えて気長にそばにいてくれる人がいたら、どんなに嬉しいだろう……なんて思う。そう思うのは傲慢なのかもしれないけれど。
そして休息をとりつつゆっくりと歩くなかで、たくさんの「小さな幸せ」を見つけて生きていくことができたら、もうそれで十分だよなあと思う。ちなみに本の中でうさぎが見つけているのは、「あんぱんうまい」「お布団ぽかぽか」「いい天気」ってやつだ。
ちなみに私も、今朝はあんぱんを食べた(実は私は大のあんぱん好き)。とてもおいしくて、満たされた気持ちになった……!
今日も幸せに、生きられるかな。