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来年の「手帳」。どうしようかな、というかそもそも用意する必要なんてあるのかな(Googleカレンダーでじゅうぶん事は足りているし)——。そんなことを考えていた矢先、私は先日あるnoteに出会った。
読んで、はっとした。「ああ、自分はやっぱり『紙の手帳』が必要なんだ」と思った。
とはいえ、自分がこの1年間(2023年)紙の手帳を敬遠してしまっていたのには、やはりそれなりの理由がある(はず)。先ほどのnote内でも書かれていたように、「紙の手帳」にはデジタルのそれをはるかに上回るメリットがあるのに、それでも私がGoogleカレンダーとやらに浮気してしまったのはいったいなぜなのか。
それを明かさなければ、また来年もきっと途中で、デジタルに逆戻りしてしまうのだと思う。「便利だから」というそのひとことで片づけて、波のように押し寄せるノイズに翻弄されながらもずるずると毎日を浪費してしまう、のだと思う……。
だからここで一度、はっきりさせておきたいと思った。自分はデジタルのどんなところに、魅力を感じて使い続けたのか。今まで使ったことのあるアナログな手帳それぞれの、どんなところが不満だったのか。なぜならそれらを明かすことが出来さえすれば、あとはひたすらに「自分の条件に合致する手帳」を探しまわればいいだけだからだ(と言っても、実はそれが一番大変だったりするのだが……)。
それで今日はここへ、私が今まで使ってきた各手帳&デジタルツールの「メリット・デメリット」をつらつらと書いてみることにした。さらに、自分が求める「理想の手帳」は一体どのようなものなのかも、くわしく書いてまとめることにした。
未来の自分よ、きっといい手帳を見つけるんだぞ。頼むよ~!!(笑)
1つ目:Googleカレンダー(デジタル)
言わずもがな知られた、デジタルとしてはド定番のカレンダー(アプリ)。紙の手帳の、持ち歩き時の不便さ・スペースの足りなさ、などが理由で使い始めた。とはいえ……やはりデジタル絶ちをしたいよなあとも思う、今日この頃(なおこの心情には、先ほどのnoteもおおいに影響している)。何か良い代替案はないかなあ、と。
※「Googleカレンダー」のリンク:https://calendar.google.com/
メリット
- 1: 持ち運びに便利。
– (スマホなので)ポケットサイズ。
– スマホなら(ほぼ)いつも持ち歩いているので、外出時などに「ノートを忘れたので予定を確認できない」ということが起こらない。
– 記入スペースが足りなくなることがない(永遠に拡充される)。 - 2: かなり先の予定も、確実に記入できる。
- 3: 「イベント」の色が変えられる(色分けができる)。
- 4: 「イベント」と「タスク」を、分けつつも両方記入できる。
- 5: 「タスク」の時間指定ができる。
- 6: (「タスク」について)完了後はグレーがかかる&ラインが引かれるので、終了済みということが一目でわかる。
- 7: デザインがシンプル。
- 8: ダークモードに対応(目に優しい)。
デメリット
- 1: 便利さゆえの被害(?)。(災い転じて福となす……の逆バージョン、てきな?)
– 誘惑が多い(スマホなので)。予定を確認しようとスマホを手に取ったのに、画面を開いた途端べつのアプリに気を取られ、もはや何をしようとしていたのか忘れてしまった……なんてこともしばしば。
– タスクを簡単に、次の日以降にスライドできてしまう。つまり「そのタスクはそもそも、本当に実行する必要があるのか?」と精査する時間をとることないまま、翌日以降の予定に再び組み込むことになる。結果、
「次の日以降の時間が『いらないタスク』で埋め尽くされてしまう」
「本当に重要なタスクが埋もれてしまう」
などの弊害が起こる。
(ちなみに下記の文章↓は、先ほど挙げたnoteからの引用。まさに自分も、この心境だ……。)
Googleカレンダーじゃダメなのか?
というのは当然に出てくる質問です。ダメなんです。
Googleカレンダーを使うということは、当然ながらデジタルデバイスを使うことになります。これの何が困るって、スマホやブラウザを使うとめちゃくちゃ気が散るのです。
「Googleカレンダーを見るはずが、気づけばTwitterやFacebookをチェックしてしまった……」
そういう経験は誰しもあるはずです。自分の人生の時間に向き合うはずが、いつの間にかNetflixのドラマを観ていたりします。集中できない。
なぜ紙の手帳を使うと人生が変わるのか?|竹村俊助/編集者 (note.com)
- 2: 日を指定しなくてもよい「今月中にやればいいタスク」を書く、適切な場所がない。
– その結果、
(1)「とりあえず『(その月の)1日』のタスクとして記入する」
↓
(2)「『1日』にはべつにやらないので、そのままずるずるとスライドしてしまう(まあ明日やればいいか、の精神)。」
↓
(3) 「『月末になってもそのタスクが終わっていない!!』という事態が起こる。」
ということが起きる……。 - 3: 「タスク」をグループ化できない(似ているテーマのもの同士などで)。
– 例:「今月の、自分への課題図書リスト」「買いたいものリスト」など……。 - 4: 「タスク」の色分けができない。
- 5: 「イベント」が「タスク」に埋もれてしまう。
– ※もちろん「タスク」「イベント」どちらかのみの表示(=もう片方は一時的に非表示)にできる機能はある。し、実際に使ってもいる。けれどもやはり、「この日は大きな『イベント』があるので『タスク』は少なめに」などのような作業ができないのは、何気に辛いなあ……なんて思ったり。
2つ目: Cahoカレンダー(デジタル)
好みのデザインのカレンダー(アプリ)。フォントや文字サイズ、テーマカラーなどが変えられるのも魅力。
また広告があるのはネックだけれど、本当に普段使いしようとするのであれば課金(¥300, 買い切り)すればいい話なのでそこはまあOK。
「タスク管理」ができないのが難点かな……。
※「Cahoカレンダー」のリンク:Cahoカレンダー 人気の可愛い手帳かれんだー on the App Store (apple.com)
メリット
- 1: アプリのデザインが好み。
- 2: フォント・文字サイズ・色・アイコンが変更可能。
- 3: 広告が消せる(買い切りなのも良心的!)。
デメリット
- 1: 「スマホ」を使用するので、やはり「不要な誘惑」が入る。
- 2: タスク管理ができない(記入できるのは「イベント」のみ)。
3つ目: ほぼ日手帳 カズン(アナログ)(A5サイズ)
2021年の約1年間、使用していた手帳。ノート本体のサイズは書き込むのにちょうどよくて、気にっていた。とはいえ、やはり「日曜始まり」ではなく「月曜始まり」だったことはストレスだったな……。
あとは、「1日1ページ」というのも「収まりきらない!」と思いながら使っていた(それじゃあもはや「ほぼ日手帳」の意味ないじゃん、ということは置いといて。笑)。ページ数なんてものにはとらわれず、自由に書きたいタイプなのだ……(結局、何冊ものノートに分けて記入する事態となっていた)。
※「ほぼ日手帳 カズン」のリンク:カズン – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは (1101.com)
メリット
- 1: 「トモエリバー」という紙が、独特の質感で癖になる。
- 2: ノート本体のサイズ感が、書き込むのにちょうどよい(ただし、「持ち運びには少し大きい」という気はしていた)。
- 3: 1年ぶんのノートが1冊にまとまっているので、見返したときにその年のことがありありとよみがえる。
- 4: おまけでもらえる「ジェットストリーム(3色ボールペン)」が、めちゃくちゃ手になじむ。
- 5: Bullet Journal と、なんとなく親和性がある(以前、このメソッドを試していたことがあったので)。
– フォーマットが似ていたので、bujo の手法をすんなりと対応させられた。 - 6: ハンドメイドした自作のカバー(布製)が、ぬくもりを感じられる(今はすこし、趣味が変わったかもしれないけれど)。
– カズンを購入したとき、気に入ったカバーがなかったので自作していた。
– なお参考にしたのは、このページ。 (バタフライペンホルダーの手帳カバー – 咲牛印-カルトナージュとソーイングのレシピサイト (sakiushi.com)) - 7: 巻末のページ(100個のリスト・単位換算表・その他もろもろのお楽しみページなど)が、思いのほか役立つ(とくに、デジタル絶ちをするうえで)。
- 8: 毎月の扉ページがある。
デメリット
- 1: 1日ぶんのスペースが、帯に短したすきに長し……という感じ。
– 「1日1スペース」に収めようと思いながら書くのが、どうも自分には無理。ページ数を気にせずに書きたい……。
– バーチカル軸が、日々のページと離れた場所にあるので使いづらい(1か所にまとまっていてほしい)。
– 方眼罫のサイズが微妙。大学ノートのようにして2行ぶん使うには広すぎるし、マスで書くには小さすぎるし……。 - 2: 持ち運ぶには重い(厚くなりすぎる)。
– サイズ感は良いんだけれど、厚みがね……。 - 3: 月曜始まりなこと(日曜始まりがいいの!!)
※ちなみに私が「日曜始まり」を好むのには、れっきとした理由がある。それは「週末と週始め、そのどちらもに『休日』がほしい」というものだ。なおこのアイデアは私が Bullet Journal に出会ってまだ間もないころ、とあるブロガーさんの投稿を読んで出会ったものである(最近はながらく更新されていないのが残念なのだけれど……。時の流れって、はやい!)。
これまでのウィークリーページは月曜日始まりにしてたんだけど、この週から日曜日始まりにしました。理由は「週末に休みが2日ある」よりも、「週初めと週末どちらも休みがある」の方がいいから!
いつも「土曜日は平日にやり残したことを片付ける日で、日曜日は翌日からの1週間の下準備の日」ということにしてるんだけど(→詳細)、週末に休みが2日くっついてるという意識が強いせいか、「月火水木金土土」て感じになっちゃってるんです…。それで、いきなり月曜日(平日)が始まって、あたふた…。平日の下準備がきちんとできてない…。
「1週間の始まりは休日(日曜日)」と意識を変えることで、平日のための下準備&心構えができるようになりました。日曜日の朝、バレットジャーナルを開き、「今日から新しい週。今週もがんばるぞ〜」。今までの日曜の朝は「今週も今日で終わってしまう〜。明日からまた大変だ〜。今日くらいはゆっくり休も〜。(そして月曜日からあたふた)」。
ということで、これからも日曜日始まりのウィークリーページを作っていこうと思います(^^)
1週間は日曜日始まりにした方がいい理由と、先週のウィークリーページの紹介。 – わたしのバレットジャーナル (bujo-seikatsu.com)
- 4: 日々のページにあるバーチカル軸が微妙で(サイズ・時間表記)、使いづらい。
– というか、(位置的には使いたい場所にあるのに)ほとんど使わなかった……。
4つ目:ほぼ日手帳 オリジナル(アナログ)(A6サイズ)
2022年の途中まで使用していた。2021年にカズンを使っていたことを受け、それでもやっぱり「日曜始まり」はゆずれない!ということで購入した(「オリジナル」には日曜始まり・月曜始まりの両方があり、選べる)。
持ち運ぶのにより良いサイズを……ということでA6サイズの手帳にしたが、やはり予定を書き込むには小さすぎた。
※「ほぼ日手帳 オリジナル」のリンク:オリジナル – ほぼ日手帳 全タイプ解説 – ほぼ日手帳とは (1101.com)
メリット
- 1: 「日曜始まり」がある。
- 2: 「トモエリバー」という紙が、独特の質感で癖になる。
- 3: 毎月の扉ページがある。
- 4: おまけでもらえる「ジェットストリーム(3色ボールペン)」が、めちゃくちゃ手になじむ。
- 5: カバーがお気に入り(こちらは自作ではなく、ほぼ日ストアで購入したもの)。
- 6: 巻末のページ(100個のリスト・単位換算表・その他もろもろのお楽しみページなど)が、思いのほか役立つ(とくに、デジタル絶ちをするうえで)。
- 7: 持ち運びやすいサイズ感(でも小さすぎて書き込みづらかったから、結局は「デメリット」だったのかも……)。
デメリット
- 1: サイズが小さい(書き込めない!!)。
- 2: 小さいので1日ぶんのスペースにはとうてい書ききれず、それでいて全体は厚いので持ち運ぶのがおっくう(これに尽きる……)。
5つ目:自作のバーチカル軸シート(アナログ)(A4サイズ)
「大きいサイズ&自分の欲しい要素のみのバーチカル軸がほしい!」という思いから作ったシート。大きさ・デザインはやはり、自作ということもあってばっちりだった。
ただ、「2穴バインダーにとじた→ 書くとき、リングに手が当たる(書きづらい&地味にストレス)」「持ち運びたくても、大きい&厚すぎる、ので無理」というデメリットがあった。
※「自作のバーチカル軸シート」について書いた、以前の投稿のリンク:【ホームスクール】時間・予定をかしこく管理する方法。 | FUTURE KEY (future-key.com)
メリット
- 1: 自作ということもあり、自分の欲しい要素のみがシンプル&使いやすく含まれている。
- 2: 大きさがちょうどよい(書き込みやすい!)。
デメリット
- 1: 厚い&大きいので、持ち運びには不向き。
– なお「1枚ずつばらして持ち運ぶ」というのは、性格的に無理。なくすので……。(笑) - 2: 記入するときに(バインダーの)リングに手が当たり、ストレス。なお外して記入するとなくすので、これまたストレス。
– 自分は、「ノート型」になっているものの方がいいんだ……。
6つ目:大学ノートを使用した「Daily ノート」(アナログ)(B5サイズ)
最近の私は、
(1) 左ページ:バーチカル軸として
(2) 右ページ:本日の勉強内容&予定&タスク
として使用している。
このフォーマットは、個人的にはめちゃくちゃ自分に合っている!(と、思う)。
また1日のページ数制限などもないため、適宜「思考整理」のページを入れられるのもよい。
メリット
- 1: 持ち運びやすい。
- 2: 「左右フォーマット」が、今の自分にとても合っている。
- 3: ページ数制限がないので、のびのびと記入・思考整理ができる。
- 4: どこでも買えるノート(笑)なので、特に気兼ねすることもなく使える。
デメリット
- 1: 現在は、毎日すべての欄を前日に手書きしているので、めんどくさい(とくにバーチカル軸)。
– 印刷しておいて貼り付けられる、フォーマットなんかがあっても良いのかも……。
2024年・理想の手帳とは……。
ということで!!
来年(2024年)の手帳をどうするか問題……。
こここまでで挙げたメリット・デメリットをもとに、「今の自分に必要な手帳」についてここへまとめておくことにする。
1冊目:予定管理用(持ち運びあり)
イベント&タスクの管理用ノート(+プラス、できれば「習慣バーチカル」もほしい)。
「書き込みやすいサイズ」と「持ち運べる厚み&好みのデザイン」という条件を、兼ね備えたものが理想……。
ほしいページ内容
- 1: マンスリー
- 2: バーチカル(週間)
- 3: 軽めのメモページ(余白でも可)
– 「月間タスク」の管理用。 - 4: 扉ページ(あれば)
ほしい条件
- 1: 書き込みやすいサイズ
– 目安:A5~B5 - 2: 持ち運びやすい厚み(厚すぎない)
- 3: 日曜始まり
- 4: 目に優しい紙の色
2冊目:日々の時間&タスク&思考整理用(持ち運ぶこともある)
Daily 用として使用するノート。現在気に入っている「左に大きいバーチカル、右にタスク、というフォーマットを継続して使用したい。
また「思考整理用のページ」は、制限などなく・気兼ねせず、のびのびと使えるものがいいな。
ほしいページ内容
- 1: 左側 – バーチカル(1日)
- 2: 右側 – タスク&予定管理(1日)
- 3: フリーのページたくさん(思考整理用)
- 4: 扉ページ(あれば)
ほしい条件
- 1: 書き込みやすいサイズ
– 目安:B5 - 2: 持ち運びやすい厚み(厚すぎない)
- 3: 日曜始まり
- 4: 目に優しい紙の色
3冊目:長期&月間の、勉強計画管理用
長期的な勉強計画を立てるためのノート。自作の「ガントチャートフォーマット」は必須。
あとは特に制約なく、自由にのびのびと記入したい。
ほしいページ内容
- 1: 自作のガントチャート(年)
- 2: 中期・長期の計画ページ(年、月)
- 3: フリーのページたくさん
ほしい条件
- 1: 書き込みやすいサイズ
– 目安:A4~B5 - 2: 持ち運びやすい厚み(厚すぎない)
- 3: 目に優しい紙の色
まとめ
……ふう。これにて、私の「手帳会議・第1弾」は終了。長かった!(笑)
次回は今回まとめた「理想の手帳」の条件をもとに、具体的にどの手帳を使用するのか検討し決めるつもりだ。
すてきな手帳に出会えるといいね、自分。;) 🍀